12月7日 国際文化情報学会振り返り 作品紹介

国際文化情報学会にて、稲垣ゼミからは映像部門に二つ、インスタレーション・パフォーマンス部門に二つ、計四作品出展いたしました。そのうち二作品賞をいただくことができました。

今回は、インスタレーション二作品を紹介させていただきます。

「太陽の楽園」

【約30個のオブジェ、映像3つから構成されるインスタレーション作品。それぞれ「表象」には一見関連性が見られないが、ある社会的テーマに沿って集められたものである。観客には「表象」との対話を通じ、そのテーマを推測してもらう。】

【最後にお渡しした冊子およびペーパーから、こちらのブログにアクセスすることができます。12月7日投稿記事に「ネタバレ」が載っているのでご覧ください。】

秋学期ずっと取り組んでいたのはこの作品です。かなり難しいテーマを扱うことになり、正直言うとやり残したこともいくつかあって(審査員の先生方からもご指摘がありました)反省点がたくさんあります。展示台の作成などやることがたくさん出てきて、計画的に進めるのが大事だということを実感しました。

結果には繋がりませんでしたが、大量の「表象」が並んでいる様子は圧巻でした。観てくださった方だけではなく作った側にも、様々な学びをもたらす作品になったと感じます。

「Sulata vesiドキュメント」

【中之条ビエンナーレ2019出展作品。アートユニット「Sulata vesi」が群馬県中之条町で行った活動及び制作した作品を調査し、再現。】

こちらは奨励賞をいただくことができました。また展示時間中にも多くの人が来られて、とても嬉しかったです。

一度行った展示ですが、会場が異なり学会という場での発表ということで、最終的にはかなり多くの部分を変更・ブラッシュアップしています。「太陽の楽園」と並行した準備はなかなか大変でしたが、結果に繋がり嬉しく思います。

中之条の雰囲気を都会である東京に運んできて、大学の方々に直接観ていただけたというのは、この作品にとって良いことだったと思います。

今年はインスタレーション作品を二つ出しましたが、どちらももっと詰められたり、足りなかったりしたところがあったと思います。賞はいただけましたが、稲垣先生も決して満足されているわけではなく、改善点はたくさんあります。今年の経験を来年に活かして、より良い作品を作れるようにしたいです。

観に来てくださった皆様、ありがとうございました。

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