法政大学国際文化学部の稲垣です。
4月9日に2019年度の稲垣ゼミ(演習)が始まりました。私にとっては、一年ぶりのゼミでの活動となります。
昨年は一年間法政大学を離れ、フィリピン大学に籍を置いて主に現代美術教育の研究をしていました。大学での研究の一方で、VIVA EXCONのようなアートビエンナーレやアーティストインレジデンスAurora Art Residenceに参加しました。また、美術を専門としない子どもたちや学生への美術教育の研究のために、小学校から大学までの様々な年代の学校で、現代美術に関するワークショップを行いました。法政大での10年間の体験から専門教育ではない現代美術教育のカリキュラムの重要性を考え、その開発実験のために数多くのワークショップを実践しました。
さて、いよいよ始まったゼミですが、例年同様、様々な活動を計画しています。
今年度春学期の大きな活動として群馬県で開催される中之条ビエンナーレへの参加します。中之条駅前の空き店舗を使って地元高校生とのコラボ作品を制作する予定でです。
秋学期は、法政大学国際文化学部主催の国際文化情報学会での研究発表が中心となります。例年インスタレーション部門に応募して、ゼミ生全員でのコラボレーションによるユニークな作品を制作しており、今年は例年以上の新しいチャレンジに期待しています。
昨年から在籍する4年生も、今年新しく入ってきた3年生も私にとっては初めて一緒にゼミを運営していくことになります。学生たちと、楽しく有意義な活動ができればと思います。