研究のための用語集

稲垣ゼミの研究活動に関連する用語集です。(作成中)

概念

表象

人間が様々なメディアや方法によって創造する行為、またその行為を通じて生み出されたものを示す。

「「表象文化」とは人間が様々なメディアや方法によって創造する行為、またその行為を通じて生み出されたものを示します。各講義では、文学、美術、演劇、音楽、映像芸術、漫画などの領域を扱いますが、特定の分野にとらわれず芸術や文化、社会について横断的に検証していきます。それらの表現手法、歴史的変遷などを辿りながら、内包している意味、欲望、人々に与える影響などを解き明かしてゆくことを目指すのが「表象文化概論」です。」(法政大学国際文化学部科目「表象文化概論」シラバスより)

大学教育とアート

担当教授の稲垣は、芸術系の大学ではない一般の大学で行われている美術教育のあり方について研究している。

コミュニティとアート

ある特定の地域を舞台として行われるアートプロジェクト。会場は美術館だけにとどまらず、廃校や屋外でも展示が行われる。町おこしとしての役割も果たしている。

環境とアート

現在準備中

フェミニズムとアート

女性の権利拡張や、男女平等の社会を目指す主張、運動。
フェミニズムの活動を行う人を「フェミニスト」と呼ぶ。
参考:http://inagakiseminar.com/document/2019/12/07/『太陽の楽園』表象一覧/

コラボレーション

違った分野やスキル、アイディア、文化背景を持った人々による共同作業は、現代芸術の一つのテーマとなっている。

アートパフォーマンスとパフォーミング・アーツの違いとは

アートパフォーマンスはアートをルーツとしており、パフォーミング・アーツは演劇、ダンスなどのシアターパフォーマンスを指す。近年ではこの二つの分野は近づいてきてもいる。

表現の自由

思想、主張、事実などを対外的に表明する権利。検閲からの自由のこと。

運動

ソーシャリー・エンゲージド・アート

アートを用いて、現実社会と積極的に関わり、また人々との交流を通じ、なんらかの変革をもたらそうとするアーティスト活動の総称。

参加型アート

観客が作品制作の過程に関わったり、また内容の一部を彼ら自身が担うことによって成立するアート作品の一つの形態。

リレーショナル・アート

アートを日常と対立したものではなく、相互に依存し、制作のモチベーションにも不可欠な関係にあるとみなす立場、ないしそれによって生み出される作品のこと。

コンセプチュアル・アート

アイデアやコンセプトを作品の中心的な構成要素とする動向のこと。
マルセル・デュシャン、オノ・ヨーコらがこの分野の著名なアーティストとして挙げられる。

ミニマル・アート

視覚芸術において、可能な限り装飾的な部分を削ぎ落とし、シンプルな形で表現するもののこと。

ミニマル・ミュージック

音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽。

ダダイズム

1910年代に起こった芸術運動。
既存の形式、価値観に対する否定や破壊がダダイズムの特徴となる。

シュルレアリズム

フロイトの提唱した精神分析理論を支柱として、人間の無意識に芸術の根源を見い出し、現実の奥に隠された「現実を超える現実」を表現して、真の自由を獲得するという運動。

フルクサス

1960年代初頭から,イベントを中心に,日常的空間を異化するような「行為」を表現形式として,さまざまなジャンルで活動した前衛的芸術家たちのグループ。…
…一度限りの表現がほとんどで,記録の形でしか活動の跡をとどめていないが,その後の環境芸術,概念芸術に測りしれない影響力を及ぼした。…
(コトバンク「フルクサス」https://www.google.co.jp/amp/s/kotobank.jp/word/%25E3%2583%2595%25E3%2583%25AB%25E3%2582%25AF%25E3%2582%25B5%25E3%2582%25B9-162177/googleampより)
(TRANS.BIZ「フルクサスの意味とは?代表的な画家や文学も紹介」 https://biz.trans-suite.jp/21904より)

具体美術

「具体」、正式名称・具体美術協会は、日本における戦後初の前衛的なアーティスト集団である。抽象性を超え、純粋なる創造の可能性を追求することを目的に1954年に結成された。物質の特性を変化させるのではなく、精神と物質との密なる相互作用を語ることにより、究極的にはアート自身が語ることになると強調した。(WHITESTONE「具体美術」 https://www.whitestone-gallery.com/jp/issue/i1589/より)

様式

アートプロジェクト

制作された作品自体よりも、そのプロセスを重視したり、社会的な文脈で作品を捉えたり、またアートを媒介として地域の活性化などを図る取り組みのことを指す。

パフォーマンスアート

アーティストの身体が作品のテーマとなり、作品を構成する芸術。「動き」が作品の中心となる。

インスタレーション

展示空間を作品とみなし、多くの場合、一定期間展示される芸術。彫刻の延長、音や光、観客に参加してもらうものなど手段は多岐にわたる。

ビデオアート

ビデオの映像を中心とした、もしくはそれが作品の一部として構成されているアート。

ワークショップ

体験型の講座。講師による一方的なものではなく、参加者が自主的に参加できる講習会を指す。

パブリックアート

公的な場に設置された美術作品

方法

オブジェ

物体・客体の意味。日常生活上での物という概念から遠ざけ、あるがままの独立した作品。ダダイスム・シュールレアリスム以降の現代芸術の手法の一つ。

レディ・メイド

既製品を用いたオブジェ作品のこと。マルセル・デュシャンは、既製品を自身の作品として陳列したオブジェを「レディメイド」と名付けた。当初の目的とは違った使われ方をされた既製品で芸術作品として展示された既製品のことを指す。 

テキスト

現在準備中

チャンス・オペレーション

アメリカの音楽家ジョン・ケージが1951年にコイントスで音高・音価を決める曲を発表した。元来はその方法のことを指す。偶然性の音楽の一つ。

偶然性

現在準備中

具体音

現在準備中

オートマチズム

1920年代にシュルレアリストが提示した芸術的手法および創作理念で、「自動記述」、「自動現象」などと訳される。24年の「シュルレアリスム宣言」でアンドレ・ブルトンはこの方法を「理性によって行使されるどんな統制もなく、美学上ないし道徳上のどんな気づかいからもはなれた思考の書き取り」とした。(artscape https://artscape.jp/artword/index.php/オートマティスム%ef%bc%8fオートマティズム)

優美な死骸

シュルレアリスムにおける作品の共同制作の手法で、複数の人間が互いに他の人間がどのようなものを制作しているかを知ることなしに自分のパートだけを制作するというもの。
(Artue アート用語 https://artue.jp/words/優美な屍骸)

場所

千代田学(千代田区)

現在準備中

アーカスプロジェクト(茨城県)

現在準備中

越後妻有アート・トリエンナーレ(新潟県)

現在準備中

喜多方(福島県)

現在準備中

チェンマイ(タイ)

現在準備中

中之条トリエンナーレ(群馬県)

現在準備中